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韓国コンサートチケットの価格に賛否両論、カニエ・ウェスト来韓公演が議論の中心に

이윤비 기자|2025-04-17 14:32

 

(MHN イ・ユンビ記者)韓国国内で開催される海外アーティストのコンサートチケット価格を巡り、SNSを中心に熱い議論が続いている。

そのきっかけの一つとなったのは、アメリカのラッパーでプロデューサーのYE(カニエ・ウェスト)が5月31日に開催する単独来韓公演。2016年のワールドツアー以来、実に9年ぶりとなる韓国公演に、ファンの期待が高まっている。

特に話題となっているのは、未完成バージョンの新曲『BULLY V1』が先日公開され注目を集めたばかりであることから、本公演で韓国初披露される『BULLY』のライブパフォーマンスにも関心が集中している。

 

チケット価格とVIPパッケージに対する賛否

チケット販売を担当するCoupang Playが公開した座席情報によると、座席はスタンディング、指定席P、R、S、A、Bの6ランクで構成されており、最前列のスタンディングエリアは176,000ウォン(約17,600円)、サイドエリアは165,000ウォン(約16,500円)に設定されている。指定席は88,000ウォンから250,000ウォンの範囲で、車椅子席は220,000ウォン。

中でも物議を醸しているのが、VIPパッケージの価格だ。
「PREMIUM SEAT」は指定席P1枚に加え、限定ラミネートパス、公式ポスター、VIP MDブース利用券が付属し、価格は50万ウォン(約5万円)。
「EARLY ENTRY STAND」はスタンディング1枚に早期入場が付属し、44万ウォン(約4万4千円)。
最も高価な「VIP EXPERIENCE」では、指定席P1枚に加え、コンサート終了後にステージ上で写真撮影できる特典が付き、84万ウォン(約8万4千円)となっている。

しかし、Coupang PlayはすべてのVIPパッケージに「アーティスト本人は参加しない」と明言しており、SNSでは「カニエがいないステージを撮るだけで4万円以上追加するのか」「交通費や宿泊費を含めると1日で10万円超え」といった批判が噴出している。

一方で、「一般席だけなら他の公演と大差ない」「この価格であれば行く価値はある」「次にいつ来るかわからない」と、肯定的な声も見られる。

 

BLACKPINK、過去最高額のチケットに

チケット価格の高さに対する議論はカニエ・ウェストだけではない。BLACKPINKは7月5日・6日の2日間、京畿道・高陽総合運動場で開催される『BLACKPINK 2025 WORLD TOUR in GOYANG』で、最上級席「BLINK席」の価格を275,000ウォン(約2万7,500円)に設定。これはK-POP史上最高額のチケットとされている。

最も安いB席でも132,000ウォンで、R席以上はすべて20万ウォン超。昨年同会場で行われたG-DRAGONのコンサートではVIP席が22万ウォン、最安席が15万4千ウォンだったことを考えると、価格帯は全体的に高めだ。

BLACKPINKが2023年に高尺スカイドームで開催したアンコール公演ではVIP席が22万ウォン、最安席が12万1千ウォンであった点も比較対象として挙げられている。

加えて、先行予約にはファンクラブ加入(25,000ウォン)が必要なこともあり、ファンの間では「なぜこんなに高いのか」という不満と、「価格に見合う内容を期待している」という期待が交錯している。

 

高まる価格に見合う公演クオリティは?

価格が上昇する中で、コンサートのクオリティに対する疑問も浮上している。
例えば、3月29・30日に行われたG-DRAGONのソロ公演では、悪天候の影響により1時間以上の遅延が発生し、本人も喉のコンディションが万全でない中でのパフォーマンスとなった。また、終了後にはゴミが放置された現場の写真がSNSで拡散され、運営体制にも批判が寄せられた。

さらに、3月15日に行われたJENNIEの『THE RUBY EXPERIENCE』では、10分の遅刻や舞台構成・コミュニケーション不足、短すぎる公演時間に対しても不満の声が上がっている。

このように、価格に見合った公演の質やファンサービスが伴っていないとの指摘が後を絶たない。
単に「有名アーティスト」や「豪華な舞台演出」というだけで価格が吊り上がっているのでは、という懸念も広がっている。

ファンの期待に応えるだけの価値あるステージが実現するかどうか、今後の動向に注目が集まっている。

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* This article is provided by MHN Sports.

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